デンタルケアについて

犬や猫の歯周病について

 歯周病は歯垢や歯石に含まれる細菌(嫌気性細菌)が増殖することよって起こる炎症です。3歳以上のワンちゃんの85%以上が口腔疾患に罹患していると言われています。

 動物から人に感染する病気の中で、特に口腔内細菌が原因になるものは、パスツレラ症(保菌率:犬の75%、猫の97%、猫の爪に約20%)とカプノサイトファーガ感染症(保菌率:犬の92%、猫の86%)です。つまり、犬や猫が人間を咬んだり、引っ掻いたりすると、動物たちの口腔内に常在しているバイキン(パスツレラ菌やカプノサイトファーガ・カニモルサス菌)が人に感染するということです。

 歯肉炎や歯槽膿漏の予防という目的だけではなく、カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症の人へ感染するリスクを減らすためにも、ワンちゃん・猫ちゃんの口腔内のケアに対する意識を高く持つことは非常に大切です。

麻酔下で歯石除去(超音波スケーリング)

 人間が虫歯になって歯医者を受診すると、「あ〜んして」で済みますが、動物病院でワンちゃんや猫ちゃんの歯を処置する場合ではそう簡単にははいきません。

 動物病院で歯石除去をするためには、麻酔をかけ、超音波スケラーで歯の表面の歯垢や歯石を除去した後、歯周ポケット内の歯石や汚染物をキュレットで除去し、最後に、ポリッシングを行ないます。

@歯石がびっしりと歯を覆ってしまっています。
A鉗子を使い、おおまかに歯石を除去します。
B超音波スケラーで歯垢・歯石を除去します。
Cハンドスケラーで細かい歯垢・歯石を除去します。
D歯垢・歯石の再付着を防ぐため、歯肉に隠れている歯の表面を滑らかにします。(ルートプレーニング)
E研磨剤をつけたポリッシングブラシやラバーカップで歯の表面を研磨します。
F細菌や研磨剤、歯石のかけらなどが残っていると、キズの治りが遅くなったり、不快感の原因になったりしますので、きれいに洗い流します。
G処置終了です。 歯石を再付着させないために、普段からのケアを心がけてください。
※歯周病が重度の場合は、抜歯などの口腔外科処置が必要となることがあります。

歯を抜いたワンちゃん・ネコちゃんは処置後しばらくはドライフードをふやかしてあげるなど、やわらかいお食事にしてください。また数日間は、歯みがきや、デンタルガム、口でくわえて遊ぶおもちゃは控えてください。

年中無休 午前診療/9:00〜13:00 午後診療/16:00〜20:00 夜間救急/20:00〜24:00

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